ヤマハ魚探と一緒に使用するとノイズ干渉しますか?
2023年12月13日 (水) [購入前に良くある質問]
いま現在ヤマハの魚探を使っています。
同じ船にガーミン魚探を増設したいのですがノイズ干渉といったことは起きますか?
魚探の振動子は特定の周波数の超音波を受信して表現するため、同じ周波数を発する機器が近くにあると、どうしてもノイズ干渉が起きてしまいます。
ノイズ干渉が起きないうようにする対策はあるのでしょうか?
この干渉の対策としてガーミンの魚探には「ノイズ除去」または「干渉」という設定があり、この設定をONにすることでノイズ干渉と思われる反応をある程度抑制してくれます。
しかし完全に取り除けることはできないうえ、本来の魚の反応も消してしまうこともあるようです。
根本的にノイズを起こさない方法としては、 そもそもが同じ周波数が使われているのが原因のため、周波数が異る振動子を使用すればノイズの影響を受けません。
主にプレジャーボート用の魚探は、50kHzまたは200kHzの周波数が主流ですが、念のためお持ちの魚探の周波数をご確認ください。
ヤマハ魚探だと魚探本体の背面に書かれているかと思います。
参考としてGT22HW、GT52HWのハイワイドチャープ(150-240kHz)、GT23M、GT51Mのミドルチャープ(80-160kHz)といったチャープ対応の振動子だとほぼ周波数が被ることがありません。
2台以上を設置を検討している方にはこちらがオススメです。
他にも魚探とエンジンを同じバッテリーに繋げない方が良いとも聞きました。繋げると魚探の画面にノイズのようなものが出るというのですが、これも同じノイズですか?
ノイズ干渉にはもう一つ、電磁波を原因とするものもあります。
これは動力エンジンや周辺にある電化機器といった本体または配線ケーブルなどから生じる電磁波が魚探の反応に影響を与えてしまうものです。
電磁波の対策は様々ですが、
・電化機器の本体、配線などから遠ざける。
・水中アースを取って外へ逃がす。
・魚探専用のバッテリーを用意する。
・フェライトコアをケーブルに取り付ける。
・エンジンのスパークプラグをレジスター付きに変更する。
といった方法で解消されます。
電磁波の発生源はエレキモーターのように明らかに判りやすいものもあれば、発生源の特定が難しいものもあります。この場合、安物のラジオを近づけると雑音で判断することが出来ます。