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【トラブル事例】電源を入れてしばらくすると画面が真っ暗になる

2023年10月25日 (水) [ECHOMAP Plus, ECHOMAP ULTRA, ECHOMAPUHD, ECHOMAPUHD2, FF350Plus, FF650GPS, GPSMAP585Plus, STRIKER Plus, STRIKER Vivid, トラブル事例]

電源を入れてしばらくすると突然画面が真っ暗になるという症状で、これまで原因として以下の3つの事例がありました。

1.バッテリー(電源)の問題。

 バッテリーの劣化、端子の腐食(サビ)、小型モバイルバッテリーの使用などで安定した電力が供給されない、 容量不足といった場合に起こることがあります。

 古いバッテリーを使われているとバッテリーの劣化が進み、バッテリーがすぐ上がる原因になります。
またバッテリーは放電した状態で長時間放置してしまうと内部に電気の流れを阻害する物質が生まれ本来の性能を発揮できなくなります。(サルフェーション現象)。
バッテリーを長持ちさせるコツとして、使用後は必ず充電を行うこと、使わない期間があっても1-2ヶ月に1度は定期的に補充電を行いましょう。(ただし充電したままはバッテリーの負担になります)

 海辺でご利用される場合、塩分が含んだ潮風にさらされてしまい、バッテリー端子またはコネクタ端子にサビが付着することがあります。
サビは付着してしまうと電気の通りを悪くさせ、通電不良を起こす原因になります。長く使用するためには端子は錆に強い素材を利用することと、使用後は錆止めスプレーを行います。

 小型モバイルバッテリーはスマートフォンやゲーム機などの予備バッテリーとして主に利用されますが、このような製品のほとんどは3Vや5Vといった電圧で蓄電されています。モバイルバッテリーには20000mAh(ミリアンペアアワー)といった表記で表されていますが、これは先ほどの3V、5Vでの換算値で実際の電気容量は3Vの場合だと

20000mAh(20Ah) × 3V = 60Wh(ワットアワー)

これは消費電力1Wで使い続けると60時間使えますよという目安になります。
ガーミンGPS魚探は機能やサイズにもよりますが、消費電力は4.8W(STRIKER Plus 4)から26W(ECHOMAP ULTRA122sv)までありますが、STRIKER Plus 4では12.5時間、ECHOMAP ULTRA 122svでは3時間しないうちに使いきってしまいます。モバイルバッテリーの容量は消費電力と使用時間を検討したうえで選択してください。

また、モバイルバッテリーは魚探が必要とする電圧の12Vよりも高い15V、20Vといった高い電圧で出力する製品もあり、これがGPS魚探の故障の原因に繋がるケースが報告されています。モバイルバッテリーはいろんな製品が出ているため、その全ての機器で検証することはできずメーカーではモバイルバッテリーで利用するのはオススメはしないとしています。

2.バックライト設定の問題。

 次のような現象が出た場合、バックライト設定の問題の可能性が高いです。
・早朝の日が昇る前に出港したときには動いていたが、周辺が明るくなると画面が真っ暗になる。
・屋外(室内)だと表示されるが、室内(屋外)になると真っ暗になる。
・ボタン操作するとピッ、ピッ と音はする。

これは共通して薄っすらとだが画面が表示されているのが特徴です。
GPS魚探には日中、夜間でのバックライトの強弱の設定が出来ますが、この設定で自動を選んでいると、本体にある明るさを感知するセンサーが外の明るさを感知して日中モード、夜間モードへ切り替えをしています。
この時、何かの拍子でこの設定のいずれか又は両方の感度設定を最低値の0%にしていると、バックライトは点灯せずに真っ暗に見えることがあります。

これの解決方法として、電源ボタンを短く2回押すとバックライトが点灯してくれるため、この後には必ず設定を確認してください。

3.内部温度上昇によるフリーズ

以下のときにこの原因が考えられます。

・モニターが暗くなってしばらくは電源ボタンを押しても起動せず、そのまま放置していると電源を入れることが出来、また暗くなるを繰り返す。
・バッテリーからの電源供給を切り、接続し直すと上記の再起動までにかかる時間よりも早く起動させることが出来る。
・本体を触ると長く触ってられないほど熱くなっている。

直射日光のあたる炎天下の中で使用しているとこの症状が起こります。
解決方法として日除けを設置することで解消できることもありますが、これが屋内でかつ振動子を付けない状態でテスト稼働しているときに同様に高温になる場合には本体の異常が疑われます。
このような時にはご購入店へ問い合わせしてください。

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