エコマップUHD2 cvとsvは何が違うのか?
2025年06月06日 (金) [ECHOMAP UHD2 52cv/72cv, ECHOMAP UHD2 62sv/72sv/92sv, ECHOMAP ULTRA2 102sv/122sv]

エコマップUHD2には画面サイズの他にcvやsvといったものが商品の名前についています。外見だけでも画面横の操作キーの形や配列が違うということはわかったのですが、他になにが違うのですか?

まず、商品の名前にcvやsvといったものは、cvは通常魚探とクリアビュ―が対応、svは通常魚探とクリアビュ―、更にサイドビューも対応しているモデルになります。
しかしエコマップUHD2ではそれだけの違いではなく他にも機能面でも大きく違いがあります。
1.キーパッド/タッチパネル
cvモデルは画面横に配置されているメニューボタンや十字キーといったキーで操作しますが、svモデルでは画面がタッチパネルタイプとなっておりスマートフォンやタブレット端末のように指で画面をタッチして操作をします。

また、並べてみるとキーパッドタイプは画面右に配置したボタンの分、本体サイズが大きくなります。タッチパネルは画面右の配置がすっきりとしています。
2.Wi-Fi機能
Wi-Fi機能はsvモデルのみ搭載しています。
Wi-Fi機能は同じくWi-Fi機能を搭載している他のUHD2、ウルトラ2と無線通信で振動子から得られる情報を共有できます。
またスマートフォンアプリの「ActiveCaptain(アクティブキャプテン)」と連携することが出来、地図データの購入、クイックドローコミュニティから等深線データのダウンロード、最新ソフトウェアバージョンのダウンロード(インストール)となるといった機能がアプリを通して使用可能になります。
cvモデルではWi-Fi機能は搭載されていないため、上記無線による共有や、アクティブキャプテンとの連携は出来ません。
3.NMEA2000機能
svモデルのみNMEA2000が搭載しています。
NMEA2000は同じくNMEA2000対応の他の機器とデータ連携をするため規格です。
船が向いている方向を取得するヘディングセンサーや、船外機から燃料量や回転数、速度情報を取得して画面上に表示といったことが出来ます。
4.イーサネットポート
svモデルのみイーサーネットポートが搭載しています。
こちらもNMEA2000同様にイーサーネットも他の機種を使用するためにあります。
主にPanoptixソナーやGCV10/GCV20ソナーなどの振動子の機能を拡張が出来ます。また、Wi-Fi機能と使って連携が出来ないUHD2より前のモデル、エコマップ Plus、エコマップ ウルトラといった機器とも有線接続でデータ共有が可能です。

svモデルのみ本体背面にNMEA2000とイーサーネットポートが付いていますが、cvモデルでは電源と振動子のコネクタのみとなります。
いかがでしたでしょうか?
ECHOMAP UHD2 のcvモデルはsvモデルと比べ、値段もかなり低く手に入れやすいモデルですが、いくつかの機能が搭載されていません。
そこまでの機能も使わないという方もいますが、購入した後に使えると思っていた機能が無かった!とならないようご注意ください。